CSR活動

臨床検査薬事業を通じて提供する価値

世界中の感染症対策に貢献する「セロディア®」

席に着いている男性と女性が作業をしている様子
簡単かつ高品質な、梅毒検査製品の定番

現在、日本での臨床検査は専用機を使った自動化が進み、その傾向は加速する一方です。しかし、グローバルに視野を広げると、発展途上国を中心にマニュアルによる検査を主流とする国や地域も多く存在しています。
1966年に富士レビオが世界で初めて製品化に成功した「梅毒HA抗原(TPHA)」は、その簡易性と信頼性の高さから、画期的な製品として評価されました。以来、富士レビオではさまざまな感染症検査試薬を世に送り出してきました。
その後継となる「セロディア®」は、今や世界における梅毒検査製品の定番製品として、広く利用されています。開発から40年が経過しても、今なお世界で高い評価を受けている理由は、高価な機械や電力などのインフラを必要としない簡易性、そしてWHOや国立感染症研究所でも採用された「精度の高さ」にあります。
世界中から感染症で苦しむ人々を減らすべく、これからも富士レビオでは感染症試薬メーカーのリーディングカンパニーとして、さらに良い製品をつくり続けていきます。

VOICE80ヵ国以上に出荷するゴールデンスタンダード

「セロディア®」は80カ国以上に出荷実績を持つ、グローバルで活躍する検査試薬です。特別な機器が不要という簡易性だけでなく、測定結果が安定しており、扱いやすい検査試薬であるという点も高く評価されています。特に梅毒検査においては、各国での検査ガイドラインに掲載されるなど、まさに梅毒検査のゴールデンスタンダードです。

富士レビオ 販売本部
海外営業部 海外営業課
課長 田村 直昭

血清希釈用液の写真

「ルミパルス®HBsAg-HQ」が実現する、新しい検査

女性が赤ちゃんを高い高いしている様子
従来の10倍の高感度を実現し、検査の信頼性に大きく貢献

近年、がん化学療法や免疫抑制療法を行う患者さまにおけるB型肝炎ウイルスの再活性化が問題となっています。しかし、従来の検査ではスピードやコスト、感度などの問題があり、より医療ニーズに適合した測定法が望まれていました。
今までの考え方や手法では性能向上に限界があります。そこで、富士レビオでは従来とは異なった新たな開発コンセプトを立案し、研究者の試行錯誤の末、従来品よりも10倍以上も感度が高い試薬の開発に成功しました。それが「ルミパルス®HBsAg-HQ」です。感度が向上したことで、これまでの検査では認識できなかった抗原が認識できるようになり、検査の正確性に大きく寄与することが証明されています。さらには即日対応すら可能な迅速性、低コスト化も実現しました。このような高い有用性から、日本肝臓学会のガイドラインにも記載され、その効果が広く認知されるようになりました。
今後も培った開発力や技術力を応用し、社会的課題の解決につながる検査に貢献していきます。

VOICE臨床化学会にて技術賞を受賞(2017年度)

この度の受賞により、臨床化学に大きく貢献できる私たちの技術力が認められました。高感度化、変異体への影響リスク低減化という特徴を持つこの試薬は、先端生命科学研究所でプロトタイプを開発し、富士レビオにて製品化した、富士レビオグループの英知を結集したといえる製品です。既存概念から大きく異なったコンセプトで開発された経験を活かし、これからも研究から開発そして生産へと、グループ一丸となって医療への貢献を進めていきます。

富士レビオ
取締役 研究開発本部
本部長 青柳 克己

ルミパルス®HBsAg-HQ製品化チーム
白衣を着た女性がルミパルス®L2400の前に立ち操作している様子